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執筆者の写真Japanese Cultural Program

「〜日本の純白色(生成色)〜」



8月7日は「立秋」ですが、まだまだ厳しい暑さは変わらずです。


現在、和紙を漉く上で、輸入楮が多い中、今となっては珍しい、純国産楮で漉かれておる檀紙と、厚手和紙を先日、頂きました。


今の科学薬品で白くする訳でなく、水で何度も晒して出来る光沢の古色・生成色は、象牙色で灯りにも優しく、何とも美しく日本らしい優しさを知りますね。


日本では白色に、清潔さ潔白を意味する以外にも、特別な意識がありました。その白和紙に包むことで、相手を敬い、奉る気持ちを表し、贈り手にある穢れを品物に移さないように、また外の世情との結界、精神的な清らかさを保つ意味あいもあったようです。



休暇に帰省し墓参や、先祖供養をなさる方もおられると思います。鎮魂から、白百合を「追善包/回向礼」で包みました。


京都では、各家庭で法事など日常的に、また寺社でも盂蘭盆では、頻くこれに包まれた献花を目にするので、ご存知の方が多いと思います。


凶礼ではなく、回向は重ねるのが良いらしく、和紙も重ねてます。

73回目の夏の日に、また西日本大雨被害から1ヶ月、自然と人間の共存も偲びながら。。














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