日本には折に触れ、慶事、弔事などに金品を贈る習慣があります。
現在、市販に出回っている金封入れと、本来日本に伝わっていた習慣とは些かの違いがあります。これは何度かサロンのテーマでも上がりましたが、
先ずは表向きから、
喜び事は紙が右前になります。また慎み事は左前になります。これは名残として市販されてるものもあります。
次に裏を返すと…。
今は天地が真逆になっている物が大半です。本来は、地となる下を先ずは折り、重ねる様に天となる上を折ります。
しかし、今ではそう定義すると幸せや幸運が下に流れてしまうから、下で受ける。と言われています。
しかし…皆さんが折るとき…わざわざ上の紙から折りますか?普通なら目の前にある、下の紙を折るが自然かと。。?
また荒木家に残る江戸、明治、大正、昭和初期までの古文書では…やはり如何なる場合も、やはり下を先に折り、その上から重ねてあるようです。
言葉も同じように形を変えますが、様々な日本の習慣も変わって行きつつ今があるのかも知れませんね。
次回のデータアップでは、この金封に「くれない」の水引をひいて、完成品をお見せしますね!
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