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執筆者の写真Japanese Cultural Program

折形からのコミュニケーション&論文掲載

更新日:2020年1月29日


2年前の韓国・平昌五輪の時に、美深町に

訪れ、事前キャンプ(大きな大会の前に行う

最終調整)の調査を行いました。

美深町では、エアリアルという種目の

事前キャンプ地として、カナダ、スイス、

ベラルーシ、日本の4か国のオリンピアンが最終調整を行いました。



この時にも、日本文化プログラムの活動として、オリンピアンに日本文化を知ってもらおうと折形ギフトを贈呈し、大変喜ばれました。また、このことをきっかけに、現地でのインタビュー調査もスムーズに行うことができました。





日本の文化は世界に通じるコミュニケーションツールだと感銘を受け、これからも文化プログラム活動に励もうと感じたことが思い出されます。


さて、その調査結果が論文としてまとめられ、日本スポーツ産業学会の雑誌論文に掲載されました。

「2018平昌大会事前キャンプ地選考における意思決定プロセスと選定要素に関する研究 」久保・松井(2020)スポーツ産業学研究30(1)



鯖江市にも東京五輪に向けて中国体操選手団が訪れますが、現在制作中の「事前キャンプサポート手帳」と、折形をきっかけにコミュニケーションをとってきたいと思います。



美深町  エアリアル振興

 エアリアルとは、フリースタイルスキー競技で、キッカーと呼ばれるジャンプ台から空中へ飛びあがり技を競う採点競技です。

北海道美深町は、北海道上川地方北部に位置する人口5,000人以下の小さな町ですが、スポーツタレント発掘・育成事業が2005年より取り組まれたことをきっかけにエアリアル振興が始まりました。このスポーツタレント・発掘事業に取り組む以前は、トランポリン競技が美深町地域で推進されて経緯があり、美深町ではトランポリン競技と積雪地域という特徴を活かし、エアリアルへの種目転向型プログラムとして選手の発掘・育成に取り組まれてきています。



研究結果の一部

事前キャンプ地にとって重要な要素

設備・施設環境

「国際基準の施設があること」「天候や積雪量」 地理的要因

「開催国と距離が近く、移動時間が負担にならないこと」「大会開催地で時差調整を行う必要がないこと」

練習環境の条件

「練習時間を十分に確保できること」「練習に適した気候であること」 生活環境

「適切な宿泊環境と食事が用意できこと」 受け入れ体制

「事前キャンプに協力的であること」「信頼できる人物がいること」

ご興味があられる方は、ぜひ論文も読んでみてください。

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