前回④は、弓に張る弦を包む「弦包み」でしたが、今回は弦を外した弓を包みます。
使い終えた弓を、片すときに白い和紙で包むことで、浄めることを意味していました。
紙のサイズは、弓の丈に合わせて誂えますが、基本的に弓人の手があたる場所を包んでました。それをすることで、弓が清まり、休まり生まれ変わった迄をイマジネーションしていた様です。
何かにつけて、白に特別なイメージをもつ日本人ですが、柄模様紙などもカラフルなものより、汚れが直ぐにみて取れる、白に安心感を抱くのは日本人ならでは?ないかと思います。
しかし、白ばかりより遊び心も添えたい方は、様々なカラーリングを楽しんで頂いても(笑)
*邪気を祓う「弓道」シリーズは、もう少し続きます(笑)
(不定期マイペース投稿になりますが、お許しください)
<事務局投稿>
~久保事務局長の詠む・自作オリジナル短歌シリーズ~
「紙襞を、折り成すほと(ど)に思ひ増す、弦はすさむや、望月の夜」
企画担当/制作/撮影 RAGI-HOUSE
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