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  • 執筆者の写真Japanese Cultural Program

「〜サロン・DE・城殿⑥〜」


本日、第6回「1周年記念サロン」が、滞りなく開催され、昨年の結成日と同じ7月1日となり、所縁ある1周年に相応しい会となりました。


まず最初に1年間、大学院生でありながら、事務局長を勤めあげた、K1号の挨拶のあと、席を改め装束に身を包んだ局員K2号による和歌の披講が、甲調のみで行われ、賀歌〜彌生の常磐木を祝う〜とし「亀山の、千代に久しく、生ひ出つ(づ)る、松のこす(ず)えは、君のみそ(ぞ)見ゆ」の、自製を講じ、引き続き2号による今新茶によるお呈茶、お煎茶、お薄が参加者に振る舞われ、記念菓子を添え1年を振り返りました。


続いて、荒木講師による古典折形とし「折据オリスエ」(現代でいう小物入れ)を手習し、先代・荒木真喜雄氏のお美しいお見本もご持参頂戴し、直に手に取り、拝見させて頂けるサプライズもあったりと、参加者一同深く感じ入りました。また休憩を挟みつつ、大高檀紙と紅水引(通称・うく水引)による上蜻蛉結い、昔からの献上品包みを、短冊箱にて再現していただき、参加者は目の前で繰り広げられる、本物の所作に圧巻でした。



最後に1周年記念の文化講座として、世界的なタップダンサー藤林真理さんに、世界からみた日本人、また日本文化について語って頂きました。ブロードウェイでの経験を踏まえ、長年、世界中で舞台に立ち続けた環境から感じたこと、日本人が世界に出るときの強みと弱み。またご生家が、西陣の織元をされていること。本来の着物の装い、和装文化からの新たなプロジェクト立ち上げ、そして島国の日本だからこそ、諸外国の影響すくなく、独自の文化が育ったこと、日本に居ては理解できないことも、外国から日本を見ることで、根本や本物への理解が深まる。良いもの、一流と言われる物を観察することなど、非常に内容の濃い、日本に親しんだ1日となり、少し時間をオーバー気味になりましたが、充実した第1周年記念サロンでした。


次回は9月後半を予定しています。花扇(カセン、ケセン)も、皆さんの華包完成品から製作、披露する予定です。それでは皆様、暑い夏に突入しますが、お身体はご自愛頂き、次回のおめもじまで!本日はご参加頂きありがとうございました!


今日、登場の藤林真理さんは、〜YouTube〜で、

「dansac TAPAGE tap NY」

https://www.youtube.com/watch?v=VnveNqoARXE

「Tapage & Cuarteto Latinoamericano」

https://www.youtube.com/watch?v=eM1DogKCXlY

と検索すると、オリビア・ローゼンクランツ(Olivia Rosenkrantz)氏とのステージも見れます(^-^)


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