北野の梅花結びと同じく、縁を結ぶ縁起物「結び」の文化。
元は奈良時代に中国から伝わり、今でもは、僧侶の袈裟、神社の神輿や御簾、香道や茶道、また京都なら祇園祭の鉾や山にも飾紐があります。
●こう考えると、様々に縁起や験を担ぐ習慣や儀式。文字「寿」や「福」。造形「瓢箪」や「末広」に、意味を持たせるのは、日本の文化でありながら、中国や大陸文化の影響もありますね。
●この文化も、組紐になるまでは、製糸業、染色業、組紐業…など。分業の職人さんの手が加わり、やっと紐として結ぶ事が出来るというプロセスがあります。しかし今は後継者、職人さん不足です。
*******************
「花結び」は全て一本の紐を切らずに作ります。
写真にある2号さん作の「折形×錆紺の菊結」で、実家では贈呈品や折形に水引、紙帯以外に花結も使うそうです。
※「六甲の亥みたく、イタズラに驀進せずに、落ち着いてじっくり過ごしたいとも思います」
《追伸》
…組紐…に興味がある方!大宮今出川上ルの西陣中学校前に、24時間営業の組紐店(丸忠さんショールーム)があるのをご存知でしょうか!?無人販売店舗で、1メートル100円の量り売り。小物(髪飾りやピアス)も500円から1000円までです。
【西陣ひかりや】
・上京区大宮今出川上ル観世町131 西陣中央小学校前
Comments