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執筆者の写真Japanese Cultural Program

【飾紐×花結】①




春の気配を感じる今日。「京都の梅」と言えば、北野天満宮が定番です。2月25日は菅原道真の祥当にあたり、多くの縁日店が軒を列ねる「天神さん」です。



本日、伺った境内には、梅がほほ笑み、優しい風が吹けば、はんなり甘い香りが頬を触ります。桜の様な派手さや、豪華さは無いながら、清楚な梅が私は好きです。内裏の左近も元は、梅だったとも聞きます。




●そんな今の時期の京都便りから、こんな藁紐を使う梅花結びがあります。学問の神様・菅原道真が祀られる、北野さんは梅花が神紋、劵属は牛です。氏子さんは、10月にある瑞饋祭(ずいき)に合わせて、保存会の方々が、梅花結びを次に繋ぐべく製作され、翌年の瑞饋祭まで玄関先に飾られます。




《雑学》昨年国体が開催された福井県。地元物産店「かがみ屋」さんは、豊臣秀吉より天下一と称された京都の鏡職人で、北野天満宮の神鏡(現・国宝)も作った一族です。江戸時代になり徳川家康と、その息子結城秀康に着いて、京都から福井に下向したそうです。



【追伸】節分投稿内の「すもじ」とは?、質問を頂きました。「お寿司」の事で(笑)、また巻寿司なら、「海苔巻き」とも言います。京都弁の『もじ言葉』の中には、先の鏡職人や、天神信仰みたく、京都から全国的に拡がった『しゃもじ』などもあります。




●かもじ→髪の毛。


●けもじ→けったいな。


●おめもじ→お目にかかる。


●そもじ→そなた。


●こもじ→こなた。


●はもじ→おはずかしい。


●ゆもじ→お湯巻。


●あおのもじ→青海苔。





などなど。現代は使わない言葉もありますが、近所に住むお年召しの会話には出てきます。友達のお帰り際に「またのおめもじを。。。」みたいな感じです。


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